まず、漕いでみようか。

ひたすら漕いで、たどり着いたら、またその先が見たくなる。

クロスバイクで東京湾一周

カラダが動くうちにやってみよう。

ってことで、ふと衝動的に思い立った、クロスバイクでの東京湾一周計画。ま、ずっとやってみたかったことではあるのだけど。

全行程は自宅から久里浜港までの約90km、フェリーで金谷港まで渡り、金谷港から自宅までの約90km、合計約180km。国道を中心に走るわかりやすいシンプルなコース。

色々調べてみると、貧脚な自分でも12時間もあれば一周できそうなことがわかった。まずは完走するために、観光よりも安全なルート選びとエネルギー補給のタイミングに気を使う。

久里浜港の出航は2便の8:20を想定。多少余裕を持ちたいので、深夜1:30に自宅を出発することに。深夜走行は初めてだったが、予想通り交通量も少なく大変走り易い。日差しもないから快適でクセになりそうだ。しかし横浜あたりまでは信号が多過ぎ全くアベレージを稼げない。そして意外とゴーストップが体力を奪う。きっと気温が高く交通量の多い昼間なら尚更。

みなとみらいに着いたのは5時。一服して横須賀方面に向かい、緩やかな登りの隧道を抜けては下るを繰り返し、久里浜に7:20に到着。

久里浜の海は凪いでいて、穏やかな海風もひんやりと気持ちいい朝。海を眺めながらすぐに乗船ターミナルに到着。経過時間はキッチリ6時間。チケットを買い案内を待つ。既に数人のローディーが待っており、サイクルラックは埋まっていたので、自転車をそこら辺の柱に立て掛けベンチに座る。しかし皆さんいいバイクに乗ってらっしゃること。

係員から声かけがあり晴れて乗船。乗客は家族連れやライダーでとても賑わっている。テーブル席に陣取り、サンドイッチを食べながらしばし体力回復タイム。

9:00過ぎに金谷港に到着し下船。長時間の休憩で尻の痛みは和らいだが、ここからの道のりを知っているだけに肉体的、精神的な疲労感は増した。

田舎らしい金谷港の風景を眺めてやや復活する。

信号も無い快適なオーシャンビュー、緩やかな登りであるが視界の広さがそれを感じさせない。この先は勝手知ったる千葉。よく知る地名をクリアしながら進む。気温は32℃、写真を撮る余裕なんてこれっぽっちもない。海、山、町を抜け、ようやく残すところ30kmほどの地点。コンビニの駐車場にしばらく座りこみ一服。

途中、これまでの振動でボトルの重さに耐え切れなくなったボトルゲージが破損し吹っ飛ぶというアクシデントもあり、一層自分の走りと安全に集中するように努めた。なんとか13:30に自宅に到着。

走行距離182.5km 平均スピード21.5km 最高速度52.8km 合計タイム8時間26分 経過時間12時間9分(GARMINさん調べ)達成感と疲労感が心地よいライドだった。

<メモ>

● 注油&ボルト類増し締め、ワッシャーサイズ・強度